Amazon SageMaker でアカウント間の機械学習モデル共有をサポートしました
こんにちは、森田です。
以下のアップデートで Amazon SageMaker でアカウント間の機械学習モデル共有をサポートしました。
Amazon SageMaker Model Registry now supports cross-account machine learning (ML) model sharing - AWS
本記事では、実際にアカウント間の機械学習モデル共有方法をやってみたいと思います。
やってみた
前提条件
Sagemaker Studio でモデル登録済みとします。
本記事では、事前に以下記事を参考にモデル登録を行いました。
モデル構築パイプラインを定義する - Amazon SageMaker
モデル共有
モデル共有については、AWS RAM にて行います。
RAMのコンソールで「リソース共有を作成」を選択し、以下のリソースにてSageMaker Model package groups を選択します。
アクセス許可を独自に設定することもできますが、今回は、マネージド型アクセス許可を設定します。
モデルを共有するAWSアカウントIDを入力し、「追加」をクリックします。
リソース共有が完了すると以下のようにステータスが「関連付け済み」となります。
モデル共有の受諾
共有先のアカウントにてモデル共有の承認が必要となります。
RAMのコンソールの「リソース共有」からリソース共有を承認を行います。
さいごに
今回のアップデートでアカウント跨いでの機械学習モデルの連携がスムーズに行えるようになりました。
例えば、本番環境・開発環境のモデルを検証のために一時的に利用したいといった場合に、RAMから数クリックで共有可能となります。
非常に便利なアップデートですので、ぜひ利用してみてください!